『上毛かるた』のなりたち

上毛かるた(初版)

上毛かるたが誕生したのは、1947年(昭和22年)12月のことです。


このころは、日本が敗戦という悲しい運命に終わった翌々年で、国中が荒れ果て、食べるものも着るものも十分でなく、人びとの心は悲しみや無力感であふれていました。


恩賜財団同胞援護会群馬支部(のちの財団法人群馬文化協会)の初代理事長浦野匡彦氏は、
「このように暗く、すさんだ世の中で育つ子どもたちに何か与えたい。明るく楽しく、そして希望のもてるものはないか。」
と考えていました。


この想いが形となり『上毛かるた』が誕生しました。

上毛かるた(初版)

初版の上毛かるた 外箱デザイン

1947(昭和22)年~1955(昭和30)年頃まで